茅ヶ崎市はこのほど、市内在住のBMX選手・内藤寧々さん(17)と「スポーツ振興に関する協定(スポーツアンバサダー協定)」を結んだ。今後は自転車競技の普及・振興やスポーツを通じた次世代育成、健康増進に関して、相互に協力していく。

市は今年度から、全国や世界の舞台で活躍するアスリートを応援するとともに、市のスポーツ振興への協力を求めようと、協定締結に向けた動きを進めている。内藤選手は、昨年11月に締結したケイリン・佐藤水菜選手に続いて、茅ヶ崎市スポーツアンバサダー第2号となる。

内藤選手は、大小さまざまなジャンプ台で技の難易度・完成度・高さなどを競うBMXフリースタイル・パークの強化指定選手。「マイナビJapanCup」や「全日本BMXフリースタイル選手権」などの国内大会で優勝し、国際大会にも出場するなど活躍している。7月に開幕するパリ五輪を目指しており、2月23日〜25日には、江の島エリアで行われる世界選手権に出場するほか、5月に中国で、6月にハンガリーで開催されるオリンピック予選シリーズの日本代表選手に、女子で唯一内定している。「楽しみながら挑みたい」と話している。

締結式では、昨年11月に第一カッターきいろ公園(中央公園)で行われたちがさきVELOFESTIVAL自転車祭2023でデモンストレーションを披露した際のエピソードや、自身が小学6年時に鵠沼で行われたジャパンカップを見たことが競技をはじめるきっかけとなったことを明かし「自分も誰かのきっかけになれば」と話した。